美馬とZOZOマリンは“相性最悪” それでもロッテ入りの勝算

公開日: 更新日:

 25日、ロッテ楽天から国内FA権を行使した美馬学(33)の獲得を発表。条件は3年契約で総額3・9億円程度とみられる。松本球団本部長は「精神的にタフな選手。ココ一番という場面での投球は素晴らしいものがある」と喜んだ。

 美馬にとってロッテは「鬼門」だ。今季、パ・リーグ各球団の本拠地球場(ほっともっと神戸、大宮を除く)の中で、ロッテがホームにするZOZOマリンは最も相性が悪かった。3試合に登板し、防御率6・11、被本塁打4本はいずれもワースト。昨季もZOZOで2試合に登板して防御率7・71と球場別では最も打ち込まれた。幕張には嫌な思い出も多いはずだ。

 美馬に対しては巨人ヤクルトも獲得に乗り出していた。提示された金銭面の条件は巨人のほうが良かったともいわれる中、それでもあえて「鬼門」を選んだのは、これまで苦手にしてきた敵をバックにつけて戦える、つまり最も打ち込まれたロッテナイン相手に投げずに済むという計算も働いたからだろう。

 ロッテは来年1月から順大医学部付属順天堂医院、同浦安病院との提携を開始。24時間体制で選手をサポートし、故障を未然に防ぐ医療体制を敷く。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  4. 4

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 5

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  1. 6

    参院選で公明党候補“全員落選”危機の衝撃!「公明新聞」異例すぎる選挙分析の読み解き方

  2. 7

    「愛子天皇待望論」を引き出す内親王のカリスマ性…皇室史に詳しい宗教学者・島田裕巳氏が分析

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    松岡&城島の謝罪で乗り切り? 国分太一コンプラ違反「説明責任」放棄と「核心に触れない」メディアを識者バッサリ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒