“掌底一閃”で白鵬連勝 懸賞1本の不人気でいざ本性丸出し

公開日: 更新日:

白鵬は『世界は自分を中心に回っている』と思い込んでいるフシがある。だから、応援されなかったり、ひいきにされないと途端に不機嫌になる。以前、審判に物言いをつけられて取り直しになった一番に、『子供でもわかる相撲』と難癖をつけたでしょう。あれなんて、思い上がりの最たるものですよ」(ある親方)

“あれ”とは2015年1月場所での稀勢の里(現荒磯親方)との一番だ。取り直しで勝ったものの、一夜明け会見で審判批判を展開するなど言いたい放題。さらに「土俵に上がれば肌の色は関係ない」とまで言った。自分が不当に扱われているのは差別されているからだ、という論理の飛躍である。

 2017年11月場所では嘉風に土俵下に落とされると、審判団に物言いを要求。「ほら早く」と言わんばかりのしぐさまで見せ、要求が通らなかった後もしばらく土俵に残って、ぶぜんとしていた。

 不人気を突き付けられた今場所は初日から打撃技を連発。無観客だから相手への声援も飛ばないし、何より自分へのブーイングやヤジもない。そして、なりふり構わなくなった白鵬は強い。上記の場所はいずれも優勝。「肌の色」発言の翌場所も賜杯をもぎ取った。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が急失速か…参院選「台風の目」のはずが賛同率ガタ落ち、他党も街頭演説で“攻撃”開始

  2. 2

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  3. 3

    中日についてオレが思うことを言っちゃおう。一向に補強もせず、本当に勝ちたいのだろうか

  4. 4

    BoA、五木ひろし、さだまさし、及川光博…「体調不良で公演中止」が相次ぐ背景

  5. 5

    5周年のSnow Man“目黒蓮独走”で一抹の不安…水面下のファン離れ&グループ内格差

  1. 6

    参院選神奈川で猛攻の参政党候補に疑惑を直撃! 警視庁時代に「横領発覚→依願退職→退職金で弁済」か

  2. 7

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  3. 8

    教え子の今岡真訪が蹴った“倍額提示”…「お金じゃありません」と阪神入りを選んだ

  4. 9

    兵庫県警まで動員し当局が警戒…NHK党・立花孝志党首の“あり得ない”参院選の街宣ぶり

  5. 10

    巨人無残な50億円大補強で“天国から地獄”の阿部監督…負けにお決まり「しょうがない」にファン我慢限界