米五輪委が218億円の資金不足 東京五輪延期で“パンク寸前”

公開日: 更新日:

「まさか……」というニュースが飛び込んできた。

 日刊ゲンダイは6日付の紙面で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により東京五輪が1年延期となったことで、競技団体のスポンサーが撤退する危機感と現状について報じたが、それより深刻なのは米国だ。

 現地4日のニューヨーク・タイムズ紙によれば、米国五輪・パラリンピック委員会(USOPC)は、東京五輪の延期が原因で2億ドル(約218億円)の資金不足に陥る可能性があるという。

■国から独立しているだけに…

 USOPCは国からの援助を受けていない。寄付金、五輪関連のマーケティング権利の販売、テレビ放映権などの事業収入が財源の自主独立した組織だ。

 報道によれば、USOPCはテレビ放映権への依存度が高く、収入の約4割を占めている。具体的には、冬季・夏季五輪が開催される2年ごとに、米国内で独占中継しているNBCがIOCに支払う放映権料の中から隔年で2億ドルを受け取っている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘