実はダル評価せず?カブス新監督は解説者時代に酷評ばかり

公開日: 更新日:

五回に差し掛かると「そろそろ代え時」とボロクソ

 スポーツライターの友成那智氏が、当時のロス氏の解説をこう振り返る。

「不振だった昨季前半は特に辛辣なコメントが目立ちました。『あんなに高い年俸をもらっていながら、本拠地で勝てないのはおかしい』『歩かせすぎだ』などと、批判的だった。中盤になって崩れるケースが少なくなかったことから、五回に差し掛かると『そろそろ代え時ですよ』と、言いたい放題でした」

 17年オフ、カブスは15年のサイ・ヤング賞右腕アリエッタ(現フィリーズ)との契約延長を見送り、ドジャースからFAになっていたダルと長期契約を交わした。この時もロス氏は「アリエッタを逃したのは失敗だったのではないか」と球団の補強をやり玉に挙げた。

「今季の開幕投手に、年俸約24億円のダルではなく、約13億円の右腕ヘンドリクスを指名したことからも、ロス監督がダルを評価していないことがうかがえます。ヘンドリクスには開幕のブルワーズ戦で完封(103球)させたのに対し、2戦目のダルは6安打3失点ながら4回で降板を命じています(73球)。指揮官はダルのような力投型の投手は好きではないのでしょう。解説者時代のイメージが拭い切れてないのかもしれません」(友成氏)

 ダルが白星を重ねるには指揮官の評価を覆すしかなさそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち