補強に失敗してもクビにならない…阪神編成のダークサイド
阪神のフロントは現場上がりのOBや古株職員が要職に就いている。時に、オーナーの鶴の一声によって人事が動くこともあるが、球団内では彼らの発言力が非常に大きいという。
FAではこれまで12人を獲得。中でもオリックスからは半数の6人を取るなど、大のお得意さまだ。糸井嘉男、西勇輝も古巣はオリックスだ。
しかし阪神は、FAなどによる補強の失敗が多い。
山沖之彦、城島健司のように故障でまともに働けなかったり、松永浩美、小林宏之のように阪神の環境になじめず、追われるように去る者もいる。
2016年オフに4年総額16億円以上の大型契約で獲得した糸井嘉男も入団時から故障が多く、対価に見合う成績を挙げているとは言えない。大成功と言えるのは、02年オフに広島からFAで獲得した金本知憲くらいだ。