橋本会長誕生“密室”会議 張本人のJOC山下氏の呆れた言い訳

公開日: 更新日:

■非公開にした本人がペラペラと…

 山下氏といえば、2019年6月にJOCの会長に就任早々、自らの提案で理事会を非公開にした。理由は「公の場で話せない内容が多く、本音の議論ができない」というものだった。これには女性理事4人が反対したのだが、今回の新会長選びを非公開にした理由そのものだ。前出の津田氏が言う。

「JOCや組織委員会は個人商店ではない。選手強化や組織委の運営には多額の公的資金が使われている。国内のスポーツ界は閉鎖的とか上意下達で古い体質が残っているといわれている。その悪しき慣習が残っているから、その場にいながら森前会長の女性蔑視発言も聞き流したのではないか。会議の扉を閉めなければ本音の議論ができないという理屈は、今の時代には通らない。会議をオープンにするからこそ、多様な意見が聞けるし、発言者を守ることにもつながる。山下会長は国際オリンピック委員会の委員でもある。即刻考えを改めるべきです」

 人選を誤ったか……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」