復帰フェデラー「引退考えず」テニス選手の寿命が長い理由

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「何かをやり残している気がするんだ。引退はまったく考えなかった」

 8日に開幕した「カタール・エクソンモービル・オープン」(カタール・ドーハ)で右ヒザ手術から約1年ぶりにツアー復帰するフェデラー(39)がこう言った。

 プロテニスはかなりハードなスポーツだ。4大大会の男子シングルスは5セットマッチ。試合時間が4時間を超えることも珍しくない。長時間にわたって走り回らなければならない試合が、ほぼ年間通してある。そんなシビアな世界にいながら、今年40歳になる4大大会シングルス20勝のレジェンドは、まだ「引退」を考えていない。

 そういえば先の全豪準決勝で大坂なおみに敗れたS.ウィリアムズも今年40歳になる。8日付の世界ランキングで1位を守り、通算311週1位の在位最長記録をつくったジョコビッチは33歳。フェデラーと並ぶ4大大会20勝のナダルは34歳。ベテランの彼らが息の長い活躍ができるのはなぜか。

「大きいのはチームの存在です」と、スポーツライターの武田薫氏がこう続ける。

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