復帰フェデラー「引退考えず」テニス選手の寿命が長い理由

公開日: 更新日:

「何かをやり残している気がするんだ。引退はまったく考えなかった」

 8日に開幕した「カタール・エクソンモービル・オープン」(カタール・ドーハ)で右ヒザ手術から約1年ぶりにツアー復帰するフェデラー(39)がこう言った。

 プロテニスはかなりハードなスポーツだ。4大大会の男子シングルスは5セットマッチ。試合時間が4時間を超えることも珍しくない。長時間にわたって走り回らなければならない試合が、ほぼ年間通してある。そんなシビアな世界にいながら、今年40歳になる4大大会シングルス20勝のレジェンドは、まだ「引退」を考えていない。

 そういえば先の全豪準決勝で大坂なおみに敗れたS.ウィリアムズも今年40歳になる。8日付の世界ランキングで1位を守り、通算311週1位の在位最長記録をつくったジョコビッチは33歳。フェデラーと並ぶ4大大会20勝のナダルは34歳。ベテランの彼らが息の長い活躍ができるのはなぜか。

「大きいのはチームの存在です」と、スポーツライターの武田薫氏がこう続ける。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方