3.25日韓戦の代表FWは大迫と浅野2人 悩ましい点取り屋不在

公開日: 更新日:

 日本代表の森保一監督が18日にオンラインで記者会見を行い、25日の国際親善試合・韓国戦(横浜)と30日のW杯2次予選・モンゴル戦(千葉)の代表23人を発表した。

 欧州組はDF吉田(サンプドリア)、MF南野(サウサンプトン)ら9人。国内組14人の中で初招集組は8人。浦和のGK西川はハリルホジッチ時代の2017年11月以来、横浜MのDF松原はアギーレ時代の14年11月以来の代表復帰となった。昨年秋の日本代表の欧州遠征に参戦したMF久保(ヘタフェ)、FW堂安(ビーレフェルト)ら東京五輪代表(24歳以下)の欧州組、Jリーグでブレーク中の川崎MF三笘は招集されなかった。

「A代表と五輪代表との日程(26、29日にアルゼンチンU―24代表戦)が集中し、森保監督もメンバー選考に苦慮した部分もあるだろうが、A代表のFW登録選手がドイツの大迫、セルビアの浅野だけというところが、日本サッカーの苦しい台所事情を雄弁に物語っている」と元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう続ける。

「ドイツ1部ブレーメンの大迫が、最後に先発出場したのは1月2日のウニオン・ベルリン戦。直近の4試合はベンチウオーマー。ほとんど<戦力外>状態です。セルビア1部パルチザン・ベオグラードの浅野は今季すでに15ゴール。得点王ランク2位と結果を残している。しかし、欧州UEFA国別ランキングでセルビアは19位。あくまで<欧州第3グループ>のリーグで活躍しているにすぎない。日本サッカーは長年のアキレス腱<ストライカー不在>に悩まされ続けているのです」

 韓国戦が心配だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾