虎ドラ6中野が大貢献 プロ入り掴んだ社会人時代の打撃開眼

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 11日のDeNA戦。ドラフト6位新人の中野拓夢(24=三菱自動車岡崎)が前日に続いて8番遊撃でスタメン出場。3安打1打点の活躍で、チームの3連勝に貢献した。

 キャンプ一軍スタートを勝ち取ると、一度も二軍落ちすることなく、開幕を迎えた。遊撃は木浪、山本らが控えるものの、9日の試合で木浪が2失策すると、10日に初スタメンに抜擢された。すでにプロ初安打は放っていたが、いきなり初打点、初盗塁をマーク。2試合続けて攻守でいい働きを見せた。スポーツライターの安倍昌彦氏が言う。

日大山形高時代、1学年上の奥村(現ヤクルト)と二遊間を組み、甲子園でベスト4。東北福祉大時代も4年時の6月に大学選手権で全国制覇を果たした。プロでも盗塁ができる脚力に加え、特に遊撃と二塁の守備は高校、大学時代から天性のものを感じました。打球への反応の良さはもちろん、遊撃と二塁はスローイングや捕球時の体勢が逆向きになるものの、両ポジションとも動きがスムーズで、本職でやっているかのような身のこなしをする。東北福祉大時代は学内で、『歴代屈指の守備力がある』と言われていました」

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