照ノ富士が史上9人目の新横綱V!「対応力」を支えた伊勢ケ浜部屋の稽古環境

公開日: 更新日:

 先場所まで猛威を振るっていた下方から左上手を取る立ち合いは、今場所後半はほとんど見られず。それでも2敗に抑えたのが照ノ富士の照ノ富士たるゆえんだ。

 前出の親方は「来場所はそうした弱点をきちんとカバーしてくるはず」と、こう続ける。

■バラエティー豊かな力士と稽古

「照ノ富士は対応力に優れた力士。そんな本人を後押ししているのが伊勢ケ浜部屋の環境です。横綱以外にも関取が4人おり、地味だが怪力の宝富士、横綱とはケンカ四つの錦富士、小兵の照強、翠富士らバラエティーに富んでいる。稽古は、いかにさまざまなタイプの力士とやれるかが重要です。同じ相手とばかりでは本場所でまったく違うタイプの力士に足をすくわれかねませんからね。まして現在はコロナ禍で巡業もなく、出稽古も禁止中。どの力士も実戦を想定した稽古不足に悩んでいる。伊勢ケ浜部屋に所属していれば、その心配もありません」

 11月場所を残して、すでに年間最多勝(現62勝)も確定している照ノ富士。ケガさえなければ、しばらくこの快進撃は続きそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    海星・陣内優翔は長崎県初の“完全男”だが…スカウトが「上位獲得」を渋るワケ

  3. 3

    NHK「昭和16年夏の敗戦」は見ごたえあり 今年は戦争特別番組が盛りだくさん

  4. 4

    二階堂ふみ&カズレーザー電撃婚で浮上したナゾ…「翔んで埼玉」と屈指の進学校・熊谷高校の関係は?

  5. 5

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方

  1. 6

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  2. 7

    突然のがん宣告にも動揺なし「で、ステージはナンボでしょうか?」

  3. 8

    長崎を熱狂させた海星・酒井圭一さんが当時を語る…プロ引退後はスカウトとして大谷翔平を担当

  4. 9

    安藤サクラ「柄本佑が初めて交際した人」に驚きの声…“遊び人の父”奥田瑛二を持つ娘の苦悩

  5. 10

    平和記念式典での石破首相スピーチの評判がすこぶるいいが…原稿を下書きしたのはAIだった?