花巻東の怪物1年生・佐々木麟太郎 規格外の活躍が突きつける高校野球の旧態依然な指導体制

公開日: 更新日:

「なぜ最近東北からすごい選手が出るようになったのか、と尋ねられます。以前もすごい才能の選手はいたと答えます。指導や練習方法が原因で開花させられなかったと考えているからです」

「指導によってすごい選手を生み出すことは難しいが、だめにしてしまうのはたやすい。野球の世界は伝統と経験がものをいいます」

「裏を返せば、それまでは多くの才能が指導によってつぶされてきた、と言える。指導とは想像以上に『こうしたもんだ』という常識に支配されており、その常識はロジックや合理性を伴わないことが多いと感じています」

 そして「いまの指導者はもしかすると画一的な『システム』に子供たちをあてはめすぎているように感じます。(中略)指導者は各選手に合わせた練習やアドバイスをしなければなりません」とも。

 北海道の駒大苫小牧が夏の甲子園を連覇したのは2004、05年。ブルドーザーで除雪して冬場でもグラウンドを使用し、田中(現楽天)という怪物も育った。当時、同校の香田監督に除雪などのアドバイスをした興南(沖縄)の我喜屋監督は日刊ゲンダイの取材に、「指導者も(敗因を)雪のせいにして甘えていた」と話していた。

 指導法が変わらない限り、素質を開花できずに潰される選手は後を絶たない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 2

    高額療養費制度があるから医療保険はいらない? 病院の窓口業務を行う筆者が実際に骨折して感じたこと

  3. 3

    高市早苗氏に経歴詐称疑惑…事務所が認めた!「議会立法調査官」は“造語”だった

  4. 4

    高市首相の“恥”行動が海外に飛び火! 英タイムスがG7外交をディスり、英FTは国内財界との没交渉ぶりを暴露

  5. 5

    高市首相は筋金入りの嘘つき! 経歴詐称疑惑で米下院関係者が決定的証言「インターンだった」SNSで猛拡散

  1. 6

    バナナマン日村が体調不良で休養するまでの“暴食・連食デイズ”と妻・神田愛花「お腹いっぱい食べさせる」の献身愛

  2. 7

    「2世タレント」がまた! 俳優の村上虹郎が交際女性への壮絶DVで書類送検…父親は村上淳、母親は歌手UA

  3. 8

    西武選手の希望が木端微塵! 本拠地「完全ドーム化」は事実上不可能…根性頼みで過酷な夏へ

  4. 9

    歌手・小椋佳さん「たばこの煙が悩みを解いてくれた」…82歳の今も週1でコンサート

  5. 10

    『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』オールキャリアを代表する傑作のトリセツに注意セヨ