著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

“フレッシュな30歳”川崎DF谷口彰悟はW杯最終予選初挑戦で輝けるか

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 だが、この時点で29歳の谷口に対して「年齢的に遅い」という評価もあった。

 しかしながら、本人は「今年30歳を迎えますけど、フィジカル面、メンタル面を含めて今が本当にいい状態。DFはいろんなことを経験して学ぶところもあるので」と前向きにコメントしていた。

■森保監督の琴線に触れた

 吉田、冨安らに比べて国際経験で見劣りする部分についても本人は自覚しており、「プレーの強度や判断の速さ、質は戦っている環境に左右される部分がある。それをイメージしながら取り組んでいく」とキッパリ言い切った。こうした高い意識が、森保一監督の琴線に触れたのだろう。

 平岡監督も「谷口は川崎で主将になってから円熟味と安定感が目に見えて増した」と話し、さらにこう続けてくれた。

「J王者のチームで勝ち続けるというのは、相当な重圧がのしかかる。2020年末には中村憲剛(川崎FRO)さんが引退し、さらに責任が増した。しかもコロナ禍で通常よりも、はるかに難しい要素が多かったと思う。そういう日々を通して、谷口は『自分がやるんだ』という覚悟を決めた。(合宿など)代表活動で長友佑都(FC東京)と並んで先頭を走っているという話を聞くと強い意気込みが伝わってきます」と恩師はしみじみと語っていた。

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