2025年世界陸上は東京開催で決まりなのか? 日本陸連が国立競技場の規則をひっそり改正

公開日: 更新日:

「なぜ積極的にアピールしないのかな」と言って首をかしげるのは、東京陸上競技協会の関係者だ。

■五輪を開催した競技場はOK

 先週23日、国立競技場について、「ルール改正が行われていた」と多くのメディアが報じた。日本陸連は昨秋、2025年世界選手権(以下、25年大会)の招致を申請したが、陸連が公認している競技場(第1種から第4種)のうち、国際大会を開催できるのは練習用サブトラックがある第1種のみ。国立競技場のサブトラックは五輪終了後に撤去されており、元の規則では25年大会は開催できない。そこで、「五輪を開催した陸上競技場は補助競技場を欠く場合であっても、第1種公認陸上競技場とすることができる」と変更されたのだ。

 前出の関係者が言う。

「25年大会の招致申請は新聞でチラッと見た。国民が今回の規則改正を知ったのも陸連発表ではなく、マスコミ報道です。コロナ禍で開催された東京五輪は反対の声が多く、ほとぼりが冷めないうちに25年大会の招致に動いたので派手な広報活動は控えたのかもしれませんが、複雑な気持ちです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…