日本ハム松本剛が首位打者&盗塁王を驀進中!新庄監督が引き出した大ブレーク

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 Wタイトル獲得へまっしぐらだ。

 20日の西武戦。日本ハム松本剛(28)が1点を追う七回に左前安打を放ち、パ・リーグ最速の50安打に到達。打率.373、14盗塁はともに12球団トップ。圧巻の成績を叩き出している。

 帝京高から2011年ドラフト2位で入団も、キャリアハイは115試合の出場で打率.274、5本塁打、33打点を記録した17年。以降はケガに泣かされた。

 他球団編成担当からは、「良いものを持っているのは分かっていたけど、なぜこれほどまで……」との声が聞かれるが、「覚醒の兆しは昨季から見えていました」とは、球団OBだ。

「もともとチームプレーを重視して、『相手に球数を投げさせないと』と考えて、わざと初球を見送ったり、本当は左中間へ強い打球を打てるのに、無理に右打ちを狙ったりしていた。その結果、本来の力を発揮できていなかったのです。昨季の4月中旬に二軍へ落とされたことで開き直り、積極的に初球から振ることを意識して取り組むようになった。一昨年と比べ、昨季のファーストストライクを振る割合は格段に上がっています」

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