著者のコラム一覧
岡崎朋美長野五輪メダリスト

1971年、北海道清里町出身。94年リレハンメルから98年長野、2002年ソルトレークシティー、06年トリノ、10年バンクーバーと日本女子最多の冬季五輪5大会出場。長野で日本女子短距離選手初のメダル(銅)を獲得した。07年に結婚、10年12月に女児を出産。14年ソチ五輪代表入りを逃し、現役引退。20年マスターズ国際スプリントゲームズで世界新記録を更新して金メダル獲得。現在は全国各地で講演会を行う。聖徳大学客員教授。日本学生陸上競技連合理事

<59>夏場は摩擦熱も高くなる ローラースケートの車輪が「そろばん」状態に

公開日: 更新日:

 雪国育ちの私は溶けてしまいそうだ。

 7月、東京都は観測史上最多の計13日の猛暑日を記録。自宅の玄関を出た瞬間の不快指数といったらない。犬の散歩も一苦労。朝は気温が上がる前の6時半ごろに行くからまだマシだ。大変なのは夕方。日中にこれでもかと太陽熱を吸い込んだコンクリートが冷めていないから、犬も暑くて歩きたがらない。玄関に行くとうれしくてハイテンションになるものの、外に出てアスファルトに足を着地した瞬間、「えっ!?」という表情になる。

 温暖化の影響による、世界的な気温上昇はもうどうにもならないのか。こうなったら人間が進化していかないといけないとさえ思えてくる。

 現役時代に拠点にしていた富士急行は山梨県富士吉田市にある。当時はまだ夏場でも気温は30度に届かないくらい。今に比べれば大したことはなかったのだろうが、暑さ対策で時間を前倒しして朝7時くらいから練習を始めることもあった。

 昔はオフシーズンになると富士急ハイランドの駐車場でローラースケートを履いて練習した。遊園地に来園するお客さんでごった返す前の10時ごろまで駐車場の一角を柵で仕切って部員たちが滑るのだ。早めに来たお客さんに見られることもあって恥ずかしかった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々