「野球と暴力」の著者に聞く 安楽パワハラ問題と高校野球強豪校“勝利至上主義”の関係

公開日: 更新日:

 複数の後輩選手へのパワーハラスメント疑惑が浮上した楽天の安楽智大投手(27)が自由契約となった。30日に森井誠之球団社長(49)は「これまで報道されていた事象について、ほぼ事実と判明した。保留選手名簿への記載をしない結論に至った」と説明した。

 安楽を巡っては、暴言、人格否定を日常的に繰り返す「パワハラ被害」を訴える声が、複数の後輩選手から上がっていた。

 プロの世界にもいまだにパワハラ、イジメがはびこるのはなぜか。著書に「野球と暴力 殴らないで強豪校になるために」(イースト・プレス)があるスポーツライターの元永知宏氏に聞いた。

 ◇  ◇  ◇

 ──安楽がロッカールームで後輩選手に下半身露出を強要したり、暴言や人格否定など「イジメ」のような行為が日常的に繰り返されていたと認定され、自由契約となった。

「今の時代、プロの球団にそんな選手がいるとは驚きです。はっきり言って、実績も年俸(今季3700万円)もそれほどでもない。高卒で入っているので在籍こそ9年と長いものの、年齢的にもまだ中堅。だから不思議なんです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状