巨人ドラ1西舘勇陽は「流されない男」 小学校時代の監督「芯が強い」と太鼓判!

公開日: 更新日:

 巨人ドラフト1位・最速155キロ右腕の西舘勇陽(21=中大)が昨8日、完成したばかりの川崎市のジャイアンツ寮に入寮した。

「実感が湧いてきた。まずは開幕一軍が目標。そこに向かって焦らず調整していければ」と表情を引き締めた。

 同じ岩手出身、花巻東の先輩でドジャース大谷翔平も使用している西川のマットレスを購入。「野球選手は体が資本。リカバリーとか次の練習に向けてリフレッシュという意味では最高」と笑顔を見せた。

 中大の先輩・巨人の阿部慎之助監督(44)からは「勝ちパターンのリリーフ」あるいは「抑えもあるかも」と大きな期待を寄せられるが、本人は一貫して「焦らない」と強調している。

 小学校時代に所属した一戸スポーツ少年団の小森正三監督は「中学時代は1学年上のお兄さん(現・社会人の投手)が全国大会に出たし、子供の頃は兄の方が上だった。勇陽はオレがオレがというタイプではなかったけど、昔から自分のペースを貫いていた」と言う。

 高校進学時、引く手あまただった兄は、公立の進学校・盛岡三へ。一方、弟の西舘は「(強豪校の)花巻東に行きたい」と希望したが、この地域の中学野球関係者は「中3時の西舘に対して、花巻東のスポーツ推薦の優先順位は上の方ではなかったと思う。勧誘があまり熱心ではなかったから」と言う。それでも西舘は断固として進学先を変えず、入学後はエースに上り詰めた。球界が佐々木朗希フィーバーに沸いた3年時も、その大船渡を破って甲子園に出場。この関係者によれば、佐々木朗同様、高卒プロ入りという選択肢もあったというが、「朗希を見ても今の自分じゃ無理」と冷静に判断。東都大学リーグの強豪・中大に進学した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状