著者のコラム一覧
鈴木良平サッカー解説者

1949年6月12日生まれ。東京都世田谷区出身。東海大卒業後の73年、ドイツの名門ボルシアMGにコーチ留学。名将バイスバイラーの薫陶を受け、最上級ライセンスのS級ライセンスを日本人として初取得。84-85年シーズンのドイツ1部ビーレフェルトのヘッドコーチ兼ユース監督。なでしこジャパン初代専任監督。98年福岡ヘッドコーチ。

なでしこは五輪優勝候補の米国に力負け…それでもパリ五輪「上位進出」の可能性アリ

公開日: 更新日:

 なでしこジャパン(サッカー女子日本代表)が米国で開催中の「シービリーブス杯」で日本時間の7日、地元アメリカと対戦して開始30秒で先制点を挙げながら、1-2の逆転負けを喫した。

 彼の地の女子サッカー人気は凄まじく、スタジアムは5万644人もの大観衆で膨れ上がった。

 完全アウェーの中でパリ五輪(7月26日~8月11日)の優勝候補と戦い、1点差負けなので大健闘と報じるメディアもあったが、チームの総合力の差はスコア以上のモノがあったと思う。

 しかしーー。いきなり矛盾することを言うようだが、圧倒的なフィジカルの違いはいかんともし難いとは言え、世界トップに君臨してきた絶対女王アメリカとの実力差は確実に縮まってきており、なでしこジャパンがパリで躍動するのでは――と期待感を抱かせてくれたのも事実である。

 開始30秒でアンカーのMF谷川萌々子が、ダイレクトで敵陣右サイドの深い位置にボールを送った。これを3トップの右で先発したFW清家貴子が、トップスピードを維持したまま相手ゴール前まで運び、グラウンダーのシュートをゴール左に決めた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋