阪神球団内外でジワジワ広がる“岡田包囲網”…掛布雅之氏、福本豊氏も「異議あり!」

公開日: 更新日:

 阪神岡田彰布監督(66)に対し、否定的な声が出始めている。

 特に、守備走塁の緩慢プレーや打撃不振を理由に佐藤輝明(25)を二軍に落とした処置は方々で波紋を広げ、球団本部付スペシャルアシスタントの藤川球児氏まで公の場で意見するに至った。(【前編】からつづく)

  ◇  ◇  ◇

「球団内でも、佐藤輝の二軍落ちに懐疑的な見方は少なくなかった。解説者の立場として、コメントしたのでしょうが……」と、コーチ経験のある球団OBがこう続ける。

「球児は外国人選手の獲得にも関わるフロントマンでもある。発言には重みがある上に、阪神は球団関係者やOBが口やかましい。岡田監督の方針に意見するには相応の覚悟が必要です。まして、今のフロントは一昨年オフ、矢野前監督の退任を受け、当時二軍監督だった平田ヘッドを次期監督に推していた。球児も当然、岡田監督とフロントの関係性を理解しているはず。にもかかわらず、公の場で意見したということは、それだけ岡田監督の佐藤輝に対する処遇に、疑問を抱いたからでしょう」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし