佐々木朗希「争奪戦」から降りた球団の言い分とは? たった10億円超で手に入る金の卵なのに

公開日: 更新日:

 ポスティングシステムでメジャー挑戦する佐々木朗希(23)。

 代理人のジョエル・ウルフ氏によれば、獲得に乗り出している球団は20以上とか。今週中にも各球団との面談を始めるらしいが、中には争奪戦の輪に加わらない球団もある。

「投手としての資質は大谷翔平(30)や山本由伸(26)以上」といわれる逸材が、25歳ルールによってマイナー契約しか結べないため、最大10億円超で手に入る。にもかかわらず白旗を上げる球団があるのはなぜか。

「ア・リーグの中小規模都市を本拠地にする球団は、カネを理由に争奪戦には参加しない方針と聞きました」と、特派員のひとりはこう言った。

「年をまたぐことによってボーナスプールはリセットされますが、すでに中南米出身の選手を何人か獲得することが決まっていて、佐々木に使える金額は1億円程度しかないというのです。最初から佐々木獲得を視野に入れているドジャースやパドレスは資金をプールしているはずですけど、ウチはそうではないと。1億円ではハナから勝負にならないから、手を挙げたくても挙げられないという判断です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした