佐々木朗希の移籍先が3球団に絞られた内幕…ファンのドジャース、ダルのパドレス、カネのブルージェイズ

公開日: 更新日:

 パドレスは何よりダルビッシュ有(38)の存在がデカい。

 佐々木は昨オフ、家族ぐるみの付き合いの山本由伸(26)とともにドジャースに行くつもりだったといわれるが、「少しでも体に不安があると投げない佐々木にとって、誰よりも頼りになるのはダルですよ」と、かつてダルが在籍した日本ハムのOBがこう続ける。

「ダルは日本ハムにいたころ、自分の状態に納得がいかないと、たとえ試合直前だろうと登板をドタキャンした。そのスタンスは小学校時代から変わらない。体に少しでも不安があると、どんな状況だろうとさっさとマウンドを降りた。象徴的だったのが東北高2年夏の甲子園です。初戦だった福岡の筑陽学園相手に先発しながら、二回に2点を取られると降板。監督から代わるかと聞かれ、間髪を入れずに『代わります』と答えてベンチに下がった。

腰の状態が芳しくなかったからだが、そのスタンスに同級生は仰天した。高校生の誰もが憧れる甲子園の舞台、しかも負けたら終わりのトーナメントなのに、さっさとマウンドを降りたからです。2回戦を完投、3回戦は延長十一回をひとりで投げ切ったから、初戦も投げようと思えば投げられたはず。だが、無理はしなかった。そのメンタリティーは佐々木と相通じるものがある。佐々木は何かにつけてダルに相談しているそうですが、おそらく技術的なアドバイスを求めているだけではない。佐々木にとって似たようなメンタリティーを持ったダルは頼れる存在なのです」

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