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梅原敦プロキャディー

1974年4月生まれ。京都府向日市出身。98年「つるやオープン」から藤田寛之とコンビを組み、15年間専属キャディーとして14勝を挙げ、2012年賞金王、海外メジャーも経験。14年からフリーになり、森田理香子、一ノ瀬優希、成田美寿々、李知姫、塚田陽亮プロとのコンビでも優勝。22年は菅沼菜々のバッグも担ぐ。キャディーとして通算22勝。軽自動車のキャンピングカーで男女ツアーを転戦中。

令和を迎えたツアープロのランチ事情…プロがまともな食事がとれませんからキャディーはなおさらです

公開日: 更新日:
安田祐香もプレー中にモグモグ(C)日刊ゲンダイ

 前回、プロの食事について少し触れましたが、その続きです。

 トーナメントプロはいつ昼食をとるのか。女子の大会は「休憩」が入ることが多く、ハーフターンの時にキャディーマスター室の前やロッカールームに戻って食べる選手が多い。レストランにあがる人はほとんどいません。みんな、おにぎりやパンなどの軽食です。スタート時間が遅い選手は早くにお腹がすくのでプレー中におにぎりやバナナなどを食べています。

 男子プロには「休憩」はありません。ハーフターンや前の組が詰まっている時、ティーショットを打ってセカンド地点に向かう時などに歩きながらパンやおにぎりを食べます。

 肩でバッグを担いでいるキャディーも同じですが、栄養補助ゼリーなどを口にするか、菓子パンを急いでかじる程度。プロがまともな食事がとれませんからキャディーはなおさらです。

 プロキャディーのスタートは1999年。藤田寛之さんの専属からです。大会時の朝食は、藤田さんとクラブハウスのレストランでいただいていました。当時のレストランは朝食を食べる選手でいつも満席。昔は女子プロもレストランで朝食をとっていたそうで、新人プロは、各テーブルを回って先輩プロに挨拶していたと聞きました。

 プロのバッグは平均18キロぐらいの重量があり、僕はそれ以上なら重く感じ、それ以下なら軽く感じます。バッグが重くなるのが嫌で、自分の食事をバッグに入れたことはなかったですね。

 キャディーになったのは25歳。朝食をしっかり食べてもスタートまでに2時間くらいありますから、4番ホールぐらいでお腹がすいてくる。ろくに仕事ができないのにパンやおにぎりを食べるわけにはいきません。ティーイングエリアに設置されているドリンクボックスの水や清涼飲料水をガブ飲みしていました。

 それでもお腹の虫が「グーグー」鳴く。この「鳴き声」は静かな時には周りに聞こえるもので、お腹を押さえても、へこましても効果なし。恥ずかしい思いをしたものです。

 今はどうか。朝食は 

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