中日・井上監督が中田翔に「最後通告」…15キロ減量でも特別扱いせず、あくまで結果重視

公開日: 更新日:

「減量しないと試合では使わない」

 中日中田翔(35)は昨オフ、井上一樹新監督(53)から、こう告げられたという。

 普通、新監督は実績のあるベテランにはことさら気を使う。中田クラスともなると、なおさらだ。

 中田は2年契約1年目の昨季、故障もあって62試合出場、打率.217、4本塁打と低迷した。契約最終年となる今季の成績が自身の進退を大きく左右するのは間違いない。

 そんな中、指揮官はベテランに対して起用の“物差し”を明確に伝えた。中田もその要望に応え、15キロもの大減量に成功したうえでキャンプイン。背水イヤーへの覚悟を示し、井上監督も「走る意識は強いというメッセージとして受け止めた」とうなずいた。

 もっとも、中田のレギュラー確保は容易ではない。本職の一塁は昨季、期待の石川昂がシーズン終盤に定着。新外国人のボスラーにカリステらも控えている。よほど結果を残さない限り、ベンチスタートの試合が増えるだろうが、長らくレギュラーとして活躍してきた中田が、それを良しとしない可能性もある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波