著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

「外野手3人」を丸裸!ひとりは有名俳優の両親を持つ韋駄天

公開日: 更新日:

カイル・タッカー(外野手)鈴木誠也をDHに追いやったファイブツールプレーヤー

 昨年12月、3対1のトレードでアストロズから獲得した。

 2023年のア・リーグ打点王(112)は22年に右翼でゴールドグラブ賞を受賞し、昨季まで4年連続2ケタ盗塁をマークした「ファイブツールプレーヤー」だ。

 昨オフ、アストロズとの交渉では当初、同じ右翼の鈴木誠也がトレード要員に含まれていたが、まとまらなかった。外野守備に定評のあるタッカーが加入したため、鈴木は今季、右翼からDHに配置転換された。

 プルヒッターで、現役時代2度の三冠王で、MLB最後の4割打者(1941年=.406)として知られるテッド・ウィリアムズにフォームが似ていることから、ヘンリー・B・プラント高校(フロリダ州)時代からの異名は「テッド」。実際、タッカーは幼少の頃からウィリアムズに憧れており、古い映像を繰り返し見て、引っ張り気味のフォームを身につけたという。

 カブス加入後の今年1月、年俸調停を避けて1年1650万ドル(約24億7500万円)で合意。メジャー6年の今季終了後にはFAになる。大リーグ公式サイトが1月に掲載した今オフのポジション別のFA選手でタッカーは外野手部門でトップの位置付けだった。

 5拍子揃ったタッカーは今オフの超大型契約を見据えて走攻守全てでカブスを牽引しそうだ。

■28歳 外野手 193センチ 95キロ 右投げ左打ち
1650万ドル(約24億7500万円)
78試合 打率.289 23本塁打 49打点

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも

  2. 2

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  3. 3

    高畑充希は「早大演劇研究会に入るため」逆算して“関西屈指の女子校”四天王寺中学に合格

  4. 4

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ

  5. 5

    進次郎農相ランチ“モグモグ動画”連発、妻・滝川クリステルの無関心ぶりにSNSでは批判の嵐

  1. 6

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  2. 7

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  3. 8

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  4. 9

    銘柄米が「スポット市場」で急落、進次郎農相はドヤ顔…それでも店頭価格が下がらないナゼ? 専門家が解説

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし