オリ8戦7勝まさかの快進撃は春の珍事か実力か…「脱猫の目」効果と「山岡騒動」による一体感

公開日: 更新日:

 昨6日の日本ハム戦で同一カード3連勝。8試合を終えて7勝1敗と驚異的なペースで白星を重ねている。

「打順をなるべく固定しているところがうまく機能しているのではないか」と、球団OBがこう続ける。

「開幕から杉本を4番に固定し、西川も開幕3戦目以降、3番に置き続けている。前任の中嶋監督は猫の目打線を組み、3連覇を達成。5位に沈んだ昨季は138通りのオーダーを組んだ。4番もコロコロ替わったが、3連覇したときはある程度、打順は固定していた。猫の目打線は活躍した選手が翌日の試合でスタメン落ちすることもあり、不満が出やすい。選手は試合に出てナンボ。勝っているときはまだしも、低迷時はただでさえ年俸が上がりづらいうえに、何より個人成績の良し悪しが査定に反映される。試合に出られないと成績が上がらないため、いよいよ不満が爆発するのです」

 そんなオリックスは開幕前、ベテラン右腕の山岡が違法オンラインカジノを利用していたことが発覚。球団は実名で公表し、謹慎処分を科した。しかしその後、山岡を含む8球団16人がカジノ利用を自主申告したものの、実名は公表されなかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波