巨人が借金生活突入で「日本人メジャー投手」緊急補強に現実味…マエケン、藤浪、青柳の一挙取りも

公開日: 更新日:

先発枯渇、救援も不安

 実際、昨3日は首位の日本ハム相手に3連勝し、2位に浮上した。7回1失点、14奪三振と好投した松本晴は22年ドラフト5位、「6番・右翼」でスタメン出場し、3安打を放った山本恵大は21年育成ドラフト9位。お立ち台では大きな歓声を浴びた。

 ソフトバンクが補強に二の足を踏むなら、同じく投手補強に関心を示す巨人にとって、追い風といえる。

 前出のセ球団のフロントが言う。

「阿部監督は特に先発投手のコマ不足に頭を悩ませている。昨季15勝の菅野がメジャー移籍、エースの戸郷が不調で二軍落ち。山崎、グリフィン、赤星、井上に続く、5番手以降が手薄です。ファームにも目立った先発はいない。リリーフも、マルティネスという絶対的な抑えがいるものの、大勢は5月に右肩痛で抹消され、先日も左足がつりかけるなど、不安を抱えている。一人でも多くの投手がいるに越したことはない。支配下枠は4つも空いていますからね。そんな事情もあってフロントは、新外国人に加え、日本人メジャー投手の動向を調査していると聞いています」

 前田、藤浪、青柳の3人なら、資金面の不安もなさそうだ。

「前田はタイガースから、今季年俸の1000万ドル(約14.5億円)が保証されている。藤浪と青柳はマイナー契約ですからね。後半戦のみの契約なら、格安で獲得できます」(前出のフロント)

 その巨人はこの日、首位の阪神に敵地・甲子園で痛恨の3連敗。開幕から31試合連続無失点のセ・リーグタイ記録を達成していたマルティネスが九回に打ち込まれてのサヨナラ負けだけにショックは大きい。

 チームは再び借金生活に突入し、阪神とのゲーム差は6.5に。リーグ連覇に向けて待ったなしの状況に追い込まれている。巨人がいよいよ補強に動きそうな雲行きではある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    阪神・才木浩人はドジャース入りで大谷と共闘の現実味…「佐々木朗希より上」の評価まで

  3. 3

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円?

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    吉沢亮「国宝」150億円突破も手放しで喜べない…堺雅人“半沢直樹ブーム”と似て非なるギャラ高騰の行方

  1. 6

    国民民主党“激ヤバ”都議に「免許不携帯」疑惑 日刊ゲンダイの直撃にブチ切れ!【動画あり】

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  3. 8

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  4. 9

    シード漏れ“ほぼ確”渋野日向子が10日開幕の国内戦へ…原英莉花や岩井ツインズ、古江らも集結

  5. 10

    カムバック星野監督の“2カ月20kg”の無茶ぶりに「嫌です」なんて言えるはずもなく…