MLBオールスターで話題 「ホームラン競争決着」がWBCと五輪で採用される可能性
「五輪を通じて野球を普及するには現行の9回制を7回制にするなど、ドラスチックな改革、ルール変更も必要になります。野球に興味のない層を取り込むためには、試合時間の長さがネックになる。彼らを最後まで飽きさせないためにも、延長タイブレークを現行ルール(五輪は無死一、二塁制、WBCは無死二塁制)から、本塁打競争による球宴方式に変更するのも一つの手だと思う。改革に積極的なマンフレッド・コミッショナーの頭にもあるのではないか。手に汗握るスリリングな展開が期待できる上に、サッカーのPKのように勝敗は一目瞭然。救援陣を投入しなくても済むため、選手の負担軽減にもなります」
マンフレッド・コミッショナーはコロナ禍の20年、21年にダブルヘッダーの7回制を導入するなど、さまざまな改革を行ってきた。
「MLBに五輪野球のルールを決める権限はありませんが、影響力の大きいコミッショナーが大会組織委と世界連盟に根回しして実施方式を変更することは可能ではないか」(前出の友成氏)
WBCや五輪のタイブレークでヤンキース・ジャッジ、ドジャース・大谷の日米を代表する長距離砲によるガチンコのダービーが実現するか。