ドジャース大谷翔平を悩ます「下半身問題」…ただでさえ疲労はピーク、“後遺症”の懸念消えず
「直球を投げたとき、ブチン!」
「見過ごしてはいけないのが、下半身の問題です。私は1995年に右肘の遊離軟骨の除去手術、98年にトミー・ジョン手術を受けました。試合で左のスネに打球を受け、なんとか続投した直後の次打者に直球を投げたとき、ブチン! と右肘の腱が切れる音を聞きました。足の踏ん張りが利かず、上体に頼って投げたのが原因でした」
そもそもメスを入れなければならないほど、肘の靱帯がダメージを受けるのは、下半身や股関節がうまく機能せず、上体だけで投げ続けた結果、患部への負担が増すからだ。
ただでさえ、今季の大谷は夫人の出産に立ち会うため、2試合欠場しただけ。今回の休養指令に首を縦に振って聞き入れたことからも、シーズンの疲労がピークに達しているのは明らか。足の骨に異常がなくても、このまま投げ続ければ肘の故障が再発するリスクは決して小さくないのだ。
ロバーツ監督は「ABEMA」の独占インタビューで「ショウヘイが完全復帰すれば、理想のローテーション完成です」と話している。シーズン終盤からポストシーズンにかけて投打の二刀流としてフル稼働が期待されるものの、投手としての働き方を見直す必要がありそうだ。
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ドジャースと言えば、佐々木朗希は「臆病マインド」が復活の妨げになっているという。そのマインドに関係あるのかどうかはさておき、日本ではその隣にはいつも母親がいた。メジャー挑戦をさせろとゴネ散らかした一昨年のオフもそうだ。いったいあの時、何が起きていたのか。改めて振り返ると佐々木の人物像が見えてくる。
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