大谷ドジャースは地区Vでも「第3シード」に落とし穴…ワイルドカードS突破には懸念材料が山積

公開日: 更新日:

ロースターの平均年齢は一番上

 ドジャース(勝率.605)が4年ぶり8度目の世界一になった昨季は、ワールドシリーズでヤンキース(同.580)と両リーグの最高勝率チーム同士の対戦が実現した。その一方で、3チームがWCで出場可能になった22年以降、勝率3位の地区優勝チームは分が悪い。昨季はブルワーズ、アストロズともワイルドカードで勝ち上がってきたメッツ、タイガースにWCSで早々と敗れた。23年は同様にブルワーズがダイヤモンドバックス、22年はカージナルスがフィリーズに敗れて、ナ・リーグの勝率3位はいずれもWCSで姿を消しているのだ。

 WCでポストシーズン進出を果たしたチームは早々と地区優勝を決めたチームとは異なり、レギュラーシーズン最終日までもつれるケースが少なくない。ポストシーズン進出争いの緊張感、勢いをそのままにWCSに臨むだけに下克上が起きやすい。WCから勝ち上がるチームは若手が大半を占めて勢いに乗りやすいが、今季、ド軍のロースターの平均年齢は30球団トップの31歳2カ月。ベテランが多いだけに爆発的な勢いで勝ち上がるのは難しい。投打の二刀流である大谷のパフォーマンスに期待するしかないのだ。

 ロバーツ監督は8日に配信されたABEMAのインタビューで投手大谷について触れ「リハビリはもう終わり。9月に入れば6回まで投げてほしい」と、あらためてポストシーズンは先発として起用すると明かした。

「ポストシーズンでは投打のリアル二刀流に復帰した大谷と開幕からローテを守っている山本の2人が軸になるはずです。レギュラーシーズンは投手の負担を考慮し、中5日以上の登板間隔をあけますが、ポストシーズンでは大谷と山本に関してはWCSから、中4日で起用する可能性もあります。大谷、山本とも中4日での登板経験はなく、ただでさえ大谷は心身の負担が大きい二刀流をこなしているだけに、故障リスクは避けられない。初めて経験するポストシーズンでのマウンドでパフォーマンスを発揮しきれるかどうかは未知数と言わざるを得ない」(前出の友成氏)

 5連敗を脱した8日のオリオールズ戦から3連勝とした指揮官は「先発陣はこれからが重要だと意識している。捕手もプレーオフのような視点で試合を組み立て、守備も集中できている。打線もそれに追いついてきている」と手応えを口にした。

 今後もナ・リーグのライバルとの熾烈な争いが続く。たとえ地区優勝しても、第3シードでは苦戦を強いられかねないということである。

  ◇  ◇  ◇

 ところで、佐々木朗希は大谷の活躍を内心、苦々しい思いで見ているのではないか。投打でフル回転し、チームのために身を削るその姿は、自身とは正反対。しかも大谷はことあるごとに「フォア・ザ・チーム」を強調しており、本人にその気があるかはともかく、結果的に期待を裏切り続ける佐々木への痛烈な皮肉になっているからだ。いったいどういうことか。いま、何が起きているのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    佐々木朗希をヤンキースが強奪へ…大谷翔平&山本由伸を奪われた名門が企んだ雪辱戦

  2. 2

    ゾンビたばこ広島に黒田博樹監督待望論 「打てない、守れない、人気ない」三重苦で新井監督はクビ不可避

  3. 3

    佐々木朗希また抹消…中6日も守れない“ひ弱な怪物”をそれでも全30球団が欲しがったワケ

  4. 4

    佐々木朗希は一軍復帰1試合でまた抹消…どれだけ脆弱でもドジャースが欲しがったワケ

  5. 5

    阿部慎之助氏の巨人監督復帰が絶望的なワケ…親会社が断固として許さない暴力行為の重み

  1. 6

    今夏の専大松戸の継投策が「エース→2番手」ではなく「2番手→エース」の理由…いざ千葉県大会決勝へ

  2. 7

    小園はセーフ? 広島「矢野だけ抹消」にファン激怒! “ゾンビたばこ”騒動で不可解な線引き

  3. 8

    日本球団はまだまだ佐々木麟太郎を諦めていない? マーリンズ入り決断でも狙う「ウルトラC」

  4. 9

    佐々木朗希に付いて回った“タンパリング疑惑”…ドジャース以外の29球団は「そこまでやるか」と激怒した

  5. 10

    「指名自体が驚き」佐々木麟太郎に米球界の辛辣評価…122.5kgの大食漢は走れず、守れず、肝心の打撃もイマイチ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    眞鍋かをり「愛子天皇待望論」は“陰謀論”発言が波紋…高学歴タレントコメンテーター生き残りの厳しい現状

  2. 2

    横綱大の里は“休場”に逃げられない? タイミングが悪すぎた土俵際の「大ジャンプ」

  3. 3

    佐々木朗希をヤンキースが強奪へ…大谷翔平&山本由伸を奪われた名門が企んだ雪辱戦

  4. 4

    三山凌輝「裏切り愛」でも愛娘・趣里に離婚を勧められない水谷豊&伊藤蘭の悲痛

  5. 5

    今夏の専大松戸の継投策が「エース→2番手」ではなく「2番手→エース」の理由…いざ千葉県大会決勝へ

  1. 6

    趣里の好感度にもいよいよ影響が…パスタ店開業の三山凌輝は「物言えば唇寒し」の悪循環

  2. 7

    中森明菜のタモリ評「心の底からホッとします」は国民の総意か? サングラス姿と性格的な3要素

  3. 8

    佐々木朗希は一軍復帰1試合でまた抹消…どれだけ脆弱でもドジャースが欲しがったワケ

  4. 9

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  5. 10

    “令和の武器商人”こと小泉進次郎防衛相の「核ありき発言」に自民国防族もカンカン