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原晋青山学院大学陸上部監督

1967年3月8日生まれ。広島県三原市出身。世羅高-中京大-中国電力。93年に主将として全日本実業団駅伝出場。2004年に青学大監督に就任。09年に33年ぶりの箱根駅伝出場を果たす。17年に箱根駅伝3連覇、大学駅伝3冠を達成。25年箱根駅伝を大会新記録で連覇。19年から青学大地球社会共生学部の教授を務める。

箱根駅伝は「勝者のノウハウ」のある我々が勝つ!出雲の7位から良い流れが作れています

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 出雲駅伝は7位の大惨敗に終わり、駅伝ファンの皆さまにご心配をお掛けしました。しかし、出雲駅伝は6区間45.1キロという高速レース。往路5区間107.5キロ、復路5区間109.6キロの箱根駅伝には直結しない部分もあります。

 全日本駅伝は優勝争いに食い込めませんでしたが、6区(12.8キロ)の飯田翔大(2年)が区間賞の走りを見せてくれたのも好材料です。3連覇のかかる箱根駅伝は「勝ちにいきます!」……いや「我々が勝ちます!」と勝利宣言をさせていただきたいと思います。

 箱根駅伝は「4強」の争いとなると予想しています。全日本駅伝を制した駒大、2位に入った中大、出雲駅伝優勝の国学院大がライバルになるでしょう。ただ、我が青学大駅伝部には、ここ11年で箱根駅伝を8回制した「勝者のメンタリティー」「勝者のノウハウ」という大きな武器がある。

 11年で8度の優勝を達成できたのは、たまたまではありません。箱根本番にチーム全体をベストの状態に持っていく「ピーキング能力」も必要不可欠です。これも我々には備わっているのです。

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