安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘
このOBはさらにこう続ける。
「安青錦の立ち合いは手を出して相手を止めるだけ。自分から押してはいない。それでも相撲がうまいから、相手は警戒心を抱いて慎重になる。そうなれば安青錦の思うツボです。逆にそれを無視し、正面から粉砕してくる相撲に弱い。だから大の里を苦手にしているのだが、今場所は義ノ富士にも同じ手でやられた。手で受けるだけの立ち合いのままでは彼らを攻略できない」
大の里は192センチ、187キロの巨体。一方、義ノ富士は183センチ、153キロと平均的な体格だ。その義ノ富士にもできた……となれば、後に続く力士は出てくるだろう。
かねて指摘されていた課題をクリアできないまま、大関に昇進。21歳と若いので伸びしろはあるものの、しばらくは苦労しそうだ。
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日刊ゲンダイは5月場所の直前に、安青錦へのインタビューを実施。相撲のことのみならず、日本語の習得方法や来日後のカルチャーショックなどを赤裸々に語ってもらった。流暢な日本語を操る本人からは、「腹違い」というまさかの単語まで飛び出して…。
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