巨人2位・田和廉 京都出身、母との東京進出は親戚一家の一間から始まった
「廉が『実は早稲田実業に行きたい』って言い出したんです。京都の高校の監督さんにもお会いしていたし、『いやいや、急に何を言い出すかと思えば……(笑)』と私もビックリしました。もちろん知っている学校名ではあったけど、早稲田実業ってどこにある学校なんだろうと初めて調べました。見れば見るほど、入学することはもちろん、野球や勉強についていくことも厳しいのではないかと……。最初は話も聞かないまま反対してしまいました」(同)
それでも本人の意思は変わらなかった。
「よくよく話を聞けば、声を掛けてくれた京都の高校は大学には行けそうだけど、甲子園出場は難しい。野球も頑張りたいし、大学にも行きたい……。甲子園に行ける可能性があって、大学にも進める高校ということで調べた結果、たどり着いたのが早実だったようです。私に話した時には、すでに全国大会出場歴や全必須教科の評定合計など、自分がスポーツ推薦の出願資格をクリアできているところまで調べていたのには驚きました」(同)
京都ベアーズの監督に事情を説明した。


















