巨人2位・田和廉 京都出身、母との東京進出は親戚一家の一間から始まった
慣れない東京での生活や、これまでとは全く違う野球環境に戸惑いもあったというが、田和の同級生で清宮幸太郎(現日本ハム)の弟・福太郎(現早大4年)の両親がサポートしてくれたという。
「保護者会に清宮さんがいてくださったおかげで、いろんなことを教えていただき、本当に心強かったです」(同)
エースだった早実時代は甲子園に届かなかった。早大2年春に右肘を痛めた際のトミー・ジョン手術は自身で決断した。リハビリを経て3年秋に復帰。抑えとして3年秋、4年春のリーグ戦連覇に貢献し、完全復活を果たした。
人生の岐路ではいつも自分で道を切り開いてきた。巨人の阿部慎之助監督も「特殊球が素晴らしい。シンカーが凄い」と評価。球速帯の異なる2種類の“魔球”を武器に、一軍の投手陣に新風を吹き込む。
▽田和廉(たわ・れん) 2003年5月2日、京都府生まれ、22歳。伏見桃山クラブ、京都ベアーズを経て早実へ。早大では2年春にリーグ戦デビューし最速152キロを計測。登板4試合目で右肘靱帯を断裂し手術。24年9月に復帰。通算29試合で2勝1敗、防御率2.08。趣味はサウナ。183センチ、88キロ。右投げ右打ち。契約金7000万円、年俸1200万円(推定)。



















