岡本和真にとてつもない重圧 ブルージェイズは「悪夢のオフ」で状況一変、1年目からいきなり試練

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ファンやメディアの期待はピーク

 岡本の契約は「4年総額6000万ドル(約94億8000万円)」。2年目以降の年俸は1600万ドル(約25億2800万円)とはいえ、今季年俸は700万ドル(約11億円)。野手に限ればスプリンガー(36)、サンタンダー(31)、ヒメネス(27)、ゲレロJr(26)、バーショ(29)、カーク(27)に次ぐ7番目の金額になる。投手も入れれば13番目だ。

 メジャーで選手の評価はカネだ。金額が多ければ多いほど、その責任も期待も膨らむ。少なくとも1年目の年俸はチーム内でそれほど高いわけではない。過度のプレッシャーがかかることはないとみられていたものの、タッカーとビシェットの獲得に失敗したいまとなっては事情も変わってくる。

 米誌コラムニストのビリー・デービス氏がこう言った。

「岡本は当初、タッカーを獲得できなかった場合の保険ともみる向きもあった。大きなプレッシャーがかかることはないと思っていましたけど、ビシェットまで逃したとなると話は別です。ビシェットが抜けて、チームが機能しないようなことになれば、カナダのファンやメディアの視線は結果としてビシェットの代わりに加入することになった岡本に集中する。ブルージェイズは2023年から3億ドル(約474億円)をかけて本拠地のロジャースセンターを改修。チームカラーの青を基調としたクラブハウスは広々として、ゆったりしたつくりになった。照明も凝り、まるで宇宙船の中にいるかのようです。球団が大金を投じて環境を整え、世界一にあと一歩のところまできた。カナダ唯一のメジャー球団として、米国の象徴とも言うべきドジャースをやっつける下地は整ったと、地元ファンやメディアの期待はワールドシリーズを経てピークに達しています。チームの看板とも言える打線への期待の大きさはハンパじゃない。岡本が思うような結果を残せず、打線が機能しないようであれば、ファンやメディアの矛先は岡本に向く可能性は高い。ましてビシェットはゲレロJrと並ぶ生え抜きのスター選手。その代わりとも言えるだけに、なおさらシビアな評価をされても不思議ではない」

 地力のあるヤンキースはもちろん、レッドソックスは左腕スアレス(30=フィリーズからFA)を獲得するなどメジャーで一、二を争うローテーションを形成したし、オリオールズは昨年まで5年連続30本塁打のアロンソ(31=メッツからFA)を獲得して打線を強化した。ブルージェイズの所属するア・リーグ東地区はもともとレベルが高いうえ、各球団はさらにチームを強化している。メジャー1年目の岡本はいきなり試練を迎えることになる。

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