日本ハム新庄流「喝」に地方自治体は戦々恐々 北谷町は1億円近い“予想外費用”を支出した

公開日: 更新日:

 日本ハム新庄剛志監督(54)が物申す――。

 15日、楽天のキャンプ地、金武町ベースボールスタジアムで練習試合を行った日本ハム。9-9の引き分けで終わった試合後、指揮官が言及したのがスタジアムのスピードガンだ。

「ちゃんと直してほしい。俺ならすぐ言う。プロ野球ですよ」

 と話すように、電光掲示板の球速が、実際のスピードより5キロ以上遅く表示されていたという。

 新庄監督が球場の不備を指摘したのはこれが最初ではない。昨年のキャンプでも、中日がキャンプを行う北谷町のアグレスタジアムの外野フェンスに言及。練習試合で中日の選手がカチカチに硬くなったラバー部分に激突、負傷したことで、「これがファイターズの球場だったら、僕が自費で直します。選手の寿命を短くする」と、危険性を喚起。最終的に北谷町が1億円近い工費を投じ、ラバーを含めた外野フェンスを修繕した。それまでひと言も文句を言わなかった中日も中日だが、町側にすれば予想外の出費だったことも確かだ。


「スピードガンは置く位置によっても球速が変わる。外野フェンスに比べたら“改善費用”もかからないとはいえ、不備があるのはこの2球場だけではありませんよ。特に年に何度も試合をしない地方球場は、メンテナンスにお金をかけていないケースが多い。外野に限らず、フェンスのラバー部分は経年劣化でゴムがカチカチ。『地方球場では無理に打球を追うな』と指示するコーチもいるほどです。新庄監督の目の前で選手がケガをしようものなら、やり玉に挙げられるのは間違いない」(球界OB)

 もちろん、新庄監督の指摘は何一つ間違ってはいない。予想外のメンテ費用発生の恐れに、各自治体は戦々恐々……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    女性を巡る愛憎より友情が勝った永遠のバディー

  2. 2

    萩本欽一〈27〉坂上二郎さんは一番特別な人。あのボケは誰にもできないよ

  3. 3

    かつての「打率4割男」は期待外れで戦力外…西武・林安可は母国・台湾野手の低評価を覆せるか

  4. 4

    佐々木朗希と山本由伸は“抱き合わせ”だったのか…ドジャース入りの裏で「謎の日本人」が暗躍

  5. 5

    48年ぶり映画出演の由美かおるさんが語る 人生が変わった瞬間「11PM」「水戸黄門」エピソード

  1. 6

    佐々木麟太郎に「個別育成プログラム」…マーリンズ入りには低予算球団ならではの“うまみ”あり

  2. 7

    佐藤二朗の地上波ドラマはしばらく厳しいが…橋本愛の事態はもっと深刻

  3. 8

    佐藤二朗vs橋本愛ハラスメント騒動は「文春嫌い」「フジテレビ嫌い」「共産党嫌い」が絡み合うカオスに

  4. 9

    (3)「森保監督は『指揮官に必要な冷徹さ』を確固たる信念として持っています」

  5. 10

    小栗旬がハリウッド“資本”映画で主演も… トラウマ級の英語力と「スター」への高い壁