「何年やってもバッティングは難しい」 衣笠祥雄さんの“鉄人講座”は深夜に及んだ

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「なんだ、起きてたの?先に寝ててもいいんだよ」

 その後は、例の4枚敷き布団にバタンキューということもあれば、ちょっと飲み足りないのか、そのまま野球談議に移ることもあります。衣笠さんが座布団の上に胡坐をかいたら、ボクはすぐに食堂へ直行し、氷と水を取りにいきます。

 お酒は部屋に売るほどあります。

 衣笠さんや山本浩二さんといった主力メンバーのもとには、毎年後援会やスポンサーから山ほど差し入れがあります。この年も衣笠さんのもとには、ヘネシー6本入りが10箱、レミーマルタン、コルドンブルーといった高級ブランデーやウイスキーが何本も届けられました。

 広島のベテランは皆、大量の差し入れを中堅や若手、裏方さんらに分けるのが慣例です。左党にはたまらない品揃えです。「どれでも好きなの飲んでいいぞ」と、衣笠さんは言ってくれますが、ボクはアルコールが苦手。残念です。

「マメ、プロで何年もやってるオレと同じことやってもダメだよ。練習量もそう……」

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