「名取洋之助」白山眞理著

公開日:  更新日:

■報道写真家の先駆者の仕事の全貌を概観

 日本人として初めてアメリカ「LIFE」誌の表紙を飾った名取洋之助は、報道写真家の他にも編集者、プロデューサーなどさまざまな顔を持っていた。本書は、写真作品はもちろん、多岐にわたる氏の仕事の全貌を紹介するビジュアルブック。

 成績劣等、札付きの不良少年だった名取は、大学へ進学できず、1928年、知人のいるドイツに向かう。現地で、年上の工芸デザイナー・エルナと結婚。彼女が撮影した写真を組み写真にして写真週刊誌に投稿し、採用された氏は、自分の生涯の仕事がジャーナリストとしての写真家だと思いついたという。その後、新聞社の契約写真家になり、満州事変で世界の注目が集まった日本に特派員として赴任。しかし、ヒトラー政権下で外国人ジャーナリストの就業が禁じられたためドイツに戻ることができなくなり、日本で外国向けグラフ雑誌「NIPPON」を創刊する。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    悪いのは告発女性? バナナ日村「淫行」同情論への違和感

  2. 2

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<上>

  3. 3

    安倍首相が怯える 近畿財務局“森友キーマン”証人尋問Xデー

  4. 4

    19歳ガングロで起業し注目「ギャル社長」藤田志穂さんは今

  5. 5

    台湾4割スラッガー王柏融めぐり 巨人vs阪神で争奪戦勃発

  6. 6

    高校68本塁打 早実野村プロ入り決意の裏にソフトB王会長

  7. 7

    大坂なおみが目指すWTAファイナル “超VIP待遇”の仰天全貌

  8. 8

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<下>

  9. 9

    「黄昏流星群」も フジドラマ放送前に打ち上げ続々のワケ

  10. 10

    “猫の目”打線にも順応 ソフトB中村は打順を選ばぬ仕事人

もっと見る