「とことん!とんかつ道」今柊二著

公開日: 更新日:

■読めば必ずとんかつが食べたくなる!

 今柊二著「とことん!とんかつ道」(中央公論新社 1000円)には、とんかつの発祥から全国のうまいとんかつ店まで、とにかくとんかつのすべてがつづられている。いわゆるグルメガイドとは違い、老舗からチェーン店まで、気分や懐具合に合わせて選べる店が網羅されているのもうれしい。“とんかつ”の発祥は、定かではないという。しかし本書では、食文化研究家である小菅桂子女史の著書を採用し、元宮内庁大膳部の島田信二郎氏が開いた上野の「ぽん多」(現在の「ぽん多 本家」)で、明治38年に提供されたものが最初であろうと分析している。

 とんかつ発祥の地ともいえる上野でも老舗と呼べるのが、「井泉」だ。著者おすすめはロース定食1250円。まずは味噌汁をすすって心と胃を落ち着けたら、酸味のあるソースとからしをつけた軽やかかつ軟らかいカツをひと口ほおばる。さすが老舗、ご飯自体もうまく、カツ2切れであっという間に平らげてしまうほど。ご飯はおかわり自由で、満足すること請け合いだという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本人の「知性低下」を露呈した東京五輪…政治家も官僚も私利私欲に走る

  2. 2

    実は計算づくだった? 石橋貴明と鈴木保奈美の「離婚発表」が7月になったワケ

  3. 3

    菅首相の五輪強行がトドメか?衆院選まさかの「自公過半数割れ」に現実味

  4. 4

    安倍前首相の五輪開会式トンズラ…「逃げた」「無責任の極み」と大ブーイング

  5. 5

    競泳・池江璃花子ついに400mリレー登場も…「五輪出場は運命」発言“炎上”のナゼ

  6. 6

    東京五輪「呪われた開会式」大手メディアが決して書かない“舞台裏”をドキュメント

  7. 7

    小山田圭吾“陰湿いじめの舞台“となった和光学園の「共同教育」とは…担当者に聞いた

  8. 8

    五輪開会式直前に演出の小林賢太郎氏が解任…やはり抜擢は“クリエイターの天皇”人脈だった

  9. 9

    山崎育三郎“離婚”に高い壁 安倍なつみ復帰でざわつくメディア、本当の異変は?

  10. 10

    東京五輪にスポンサーから続々NO! TV観戦増でCM効果上昇のはずが放映中止ドミノの可能性

もっと見る

人気キーワード