「物語 ビルマの歴史」根本敬著

公開日:  更新日:

■多民族国家ビルマの実像

 最後の新興市場として注目が集まるビルマ(ミャンマー)の通史。

 現在の多数派であるビルマ民族がエイヤーワディ川流域に現れたのは9世紀以降で、11世紀半ばに最初の統一王朝が築かれる。王国は19世紀まで続いたが、1886年、ビルマ全土が英国領インドに併合されてしまう。この英国植民地時代に現在の国民国家としてのビルマの基盤がつくられたという。その後の日本軍による占領期、戦後の独立、国軍のクーデターによるビルマ式社会主義の時代、1988年には民主化運動を封じ込めて軍事政権が発足、そして2011年の民政移管後の現在に至るまで。知られざる多民族・多言語・多宗教国家の歩みを概観する。
(中央公論新社 1000円)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国家公務員ボーナス支給 実は日産ゴーン並みの“過少発表”

  2. 2

    巨人が岩隈獲得も…“救世主”とアテにできない致命的欠陥

  3. 3

    ロシア専門家が警鐘「北方領土問題進展は日本側の幻想」

  4. 4

    日ハムと巨人では“雲泥の差” 注目2球団補強の中身と狙い

  5. 5

    清原の二の舞か…“Vの使者”丸を待つ巨人移籍1年目の大重圧

  6. 6

    火野正平との醜聞が話題に 元祖バラドル小鹿みきさんは今

  7. 7

    FA丸を筆頭に総額50億円大補強…巨人最大の問題はリリーフ

  8. 8

    広島はマネーゲームせず…丸にも最後は“渋チン”貫いた理由

  9. 9

    FA炭谷加入で…G小林“正捕手剥奪”で年俸6000万円飼い殺し

  10. 10

    魔性の女が復活…「あな渡」は“荻野目慶子劇場”と化した

もっと見る