「世界で一番美しいイカとタコの図鑑」窪寺恒己監修、峯水亮解説、澤井聖一企画・構成

公開日: 更新日:

 イカとタコと聞いて、「おいしそう」とは感じても「奇麗」とはなかなか思えない。でも、本書を手にしたら、自分がいかにイカやタコについて知らなかったかを思い知らされるに違いない。イカやタコをはじめとする頭足類の奇妙ながらも美しい姿、生きものとしての魅力を伝える大判写真図鑑だ。

 トップを飾るのは、一昨年に世界で初めて深海で生きている姿の撮影に成功したダイオウイカ。大きなものでは触腕(獲物を捕らえるための腕)を含めると全長10メートル以上にもなる超巨大イカは、大航海時代に恐れられた伝説の「海の魔物クラーケン」のモデルともいわれている。マッコウクジラが海中でダイオウイカを捕らえた迫力満点の写真も収録されている。

 上には上がいるもので、深海1000~2000メートルに生息する「ダイオウホウズキイカ」は、長さこそダイオウイカには及ばないが胴部が太くて体重が500キロにもなり、世界最大という。かと思えば、日本近海には、成体でも外套長(胴体の長さ)が2センチにも満たない世界最小の「ヒメイカ」が生息している。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    トランプ親書を尻に?安倍首相の外交力を海外メディア酷評

  2. 2

    5%割れなら…NHKが密かに画策「いだてん」終了プラン

  3. 3

    自民が陥った参院選目前の“三重苦” 1人区に逆風で状況一変

  4. 4

    生保調査で分かった 60歳2000人貯蓄の内実と迫る消費不況

  5. 5

    「いだてん」はオワコン NHK早くも「麒麟が来る」必勝態勢

  6. 6

    宮迫「アメトーク!」優良スポンサーCM消滅危機で崖っぷち

  7. 7

    韓国芸能界は騒然…YGヤン会長辞任の波紋と日本への影響

  8. 8

    “仰天婚”山里と“闇営業解雇”入江 吉本芸人の明暗クッキリ

  9. 9

    安易なトランプ依存 イラン訪問で露呈した安倍外交の限界

  10. 10

    71年に夫と失踪 園田トシ子さんはイ・スンオクと名乗る

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る