「星砂物語」ロジャー・パルバース著

公開日: 更新日:

 16歳の少女、梅野洋海はロサンゼルスで生まれたが、昭和16年に父に連れられて帰国。アメリカに残った日系2世の母と兄は日系人収容所に入れられた。洋海は八重山諸島の鳩間島に移り、空き家に入り込む。ある日、浜辺で星砂を採っていたとき、拳銃で頭を撃とうとしている男を見た。すると、洞窟から兵隊が現れて拳銃をひったくった。男は18歳のアメリカ兵ボブで、殺されるはずだった日本兵を逃がしたため、懲罰を恐れて軍を抜け出してきたのだった。洋海は脱走兵の岩淵とともに洞窟でボブの看病をすることに……。

 戦争末期の沖縄の小島を舞台に繰り広げられる、美しくて悲しい物語。

(講談社 1400円+税)


【連載】今日の新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る