「認知症と生きるということ」岩田誠著

公開日: 更新日:

 脳神経学研究の第一人者である著者は、認知症は症状が起きてしまったら治る病気ではないため、いかに受け入れるかが大切だと説いている。実は認知症の症状は、周囲が否定したり正そうとさえしなければ、多くの場合で治まるのだという。
 特徴的な症状のひとつに、財布を盗まれたと騒ぐなどの被害妄想がある。認知症では、記憶の形成ができなくなることでさまざまな勘違いが起こり、これが妄想という形で表れてしまう。ならば、大切なものは必ず目に見える場所に置いて、なくなったと勘違いさせないようにすればよい。
 また、過剰な安静や孤独によって脳が“遊んだ状態”になると勘違いが起きやすくなるため、常に話しかけたり体に触れたりすることで、妄想は治まってくるそうだ。(日本評論社 1400円+税)


【連載】気になる新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒