「人間ドックの9割は間違い」牧田善二著

公開日: 更新日:

 毎年、人間ドックを欠かさないという人は多いだろう。しかし一方で、日本人の多くががんで死亡しているのはなぜなのか。糖尿病専門医である著者は、「人間ドックのほとんどの検査には意味がないためだ」と一刀両断する。

 例えば、胃のバリウム検査。これで怪しいところが見つかれば胃カメラ検査を行う、という流れを当たり前のように感じている人がほとんどだ。しかし、粘膜の変色のみで凹凸を生じない早期の胃がん食道がんは、バリウム検査では見つけることができない。また、大腸がんの早期では出血しないケースがほとんどのため、便潜血検査は役に立たない。

 むしろ、これらの検査を行うことで安心してしまい、がんを放置し悪化させる要因にもなりかねないと本書は警告している。(幻冬舎 780円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒