「日本とスペイン文化交流の歴史」坂東省次、椎名浩著

公開日: 更新日:

 日本に来たスペイン人といえば、まず挙げられるのが、1549年、キリスト教の布教に訪れたフランシスコ・ザビエルだ。

 400年後、産経新聞京都支局の記者だった福田定一(司馬遼太郎)は、ザビエル来日400年祭に際して「ザビエルの右手が日本に来る」という記事を書いた。学生時代からザビエルの生まれたバスクに関心をもっていたことから、さらに33年後、作家司馬遼太郎として、「街道をゆく」の中で「南蛮のみち」を書くためバスクへ向かう。

 安土・桃山時代に始まり、現在ではアニメの「クレヨンしんちゃん」や村上春樹の作品が紹介されるなど、両国の長い文化交流の歴史を紹介。(原書房 3500円+税)

【連載】今日の新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」