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「伊勢神宮の智恵」河合真如著 宮澤正明写真

 2000年の歴史をもつ伊勢神宮。20年に一度、神殿を新造して神々をうつす式年遷宮をはじめ、年間1500回を超える祭りや神事の根幹には「常に若々しくある」という「常若の思想」がある。

 パリ市街に匹敵する巨大な森に、内宮・外宮を合わせて125の社が立つ神宮の建物や祭事を美しい写真で紹介しながら、そこに脈打つ自然との共生や循環社会のための知恵を紹介するビジュアル文庫。内宮・外宮の柱は、20年後に宇治橋の内外の鳥居となり、さらに「鈴鹿の関の追分」などの鳥居へとリサイクルされていく。神宮禰宜である著者は、こうした神宮の「共生循環思想」に「文明のモデルとなりうる知恵とシステムがある」と説く。(小学館 900円+税)



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