「京都の定番」柏井壽著

公開日: 更新日:

 京都を代表する景色のひとつに東寺(教王護国寺)の五重塔があるが、東寺とは平安京の正門ともいえる「羅城門」に対しての呼称で、往時には「西寺」もあった。西寺廃寺の原因となった東寺の空海との雨乞い対決などの逸話を紹介しながらその歴史や見どころを紹介。東寺は平安京の景観を偲ぶことができる唯一無二の遺構だと位置づける。その他、平等院などの名所をはじめ、懐石からおばんざいまで京の本物の味を伝える名店、そして四季折々で変わる京都の楽しみ方など。隠れ名所を探す前に制覇したい京都の定番がずらり。「定番を知らずして、本当に楽しむことはできない」という著者が、名所あふれる京都の定番中の定番を案内。(幻冬舎 820円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?