「君は人生を戦い抜く覚悟ができているか?」鳥越俊太郎著

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 1989年、「サンデー毎日」は組閣3日後に〈清廉潔白〉が売りだった宇野宗佑首相の買春問題をスクープした。毎日新聞の政治部から回されてきた、首相の元愛人からのタレコミ電話がきっかけだった。当時は「政治家の色の話はしない」が不文律だったが、著者は、これは単なる政治家の艶聞ではなく、「男女平等時代の女性のあり方」にまつわる問題だと直感して取材を始めた。「何が悪いのかわからない」という反論もあったが、「ワシントン・ポスト」が取り上げたことから逆輸入の形で社会問題となった。

〈直感力〉と〈覚悟〉を武器に戦うジャーナリストの気迫に満ちた人生論。(日本実業出版社+税1300円)


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