タイトルが“すごい”本特集

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「辺境生物はすごい!」長沼毅著

「辺境」とは過酷な環境で生命体が非常に少ない場所。砂漠、深海、高地、極地……誰も行きたがらないところばかり訪れている著者が、自身の紆余曲折の研究人生を振り返りながら、辺境生物に教わった人生哲学をつづる。

 そもそも辺境生物はライフサイクルが遅い。動物なのに物を食べないチューブワームの中には250年以上生きる種もいる。ダイオウグソクムシは5年絶食しても生きている。マイペースでひっそり長生き、究極のスローライフを実践する辺境生物こそが自然界の主流ではないかという。弱肉強食の競争社会に疲弊した人、社会常識に疑問を抱く人は開眼するかもしれない。(幻冬舎 780円+税)


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