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宮城安総工作舎アートディレクター

1964年、宮城県生まれ。東北大学文学部仏文科卒。1990年代から単行本、企業パンフレット、ポスター、CDジャケットなど幅広く手掛ける。

グレートな“立体作品”に挑戦!

公開日: 更新日:

「たのしいエガこうさく」 江頭2:50著

「つくるよろこび! エガこうさく 衝撃のペーパークラフト『グレートエガヘッド』をつくる!」

 帯コピーを見ると、「ギャグ」満載のタレント本のようだが油断禁物、襟を正して「エガ工作」しないとむなしい結果が待ち受ける。意外と「ハードルが高い」、要覚悟の一冊だ。

 厚手で丈夫な紙に印刷されたパーツを切り抜き貼り合わせれば「立体作品」が出来上がる。マジメに楽しむなら、熱烈なファンでなくとも実制作/観賞用の2冊を確保したい(理由は後ほど)。できますものは「グレートエガヘッド」「エガ暦」「エガ版古」の3点なり。

 目玉は、「グレートエガヘッド」。ポリゴン(多角形)に分割された頭部の3Dモデル作成と絵柄合わせ(テクスチャー・マッピング)。さらにそこから「展開図」作成と、本書制作スタッフの苦労が忍ばれる。

 さて、総数50個におよぶ「パーツ」を切り出す前に本書の「背」をスパッと裁ち落とし、1ページずつバラした方がいいだろう(途中で迷子になったら、件の「観賞用」を参照しよう)。パーツはあらかじめ型で抜いてあるわけでもなく、折りの「筋押し加工」もない。ユーザーを甘やかさない造りだ。山折り/谷折りを意識しつつ、解説用3Dモデルを手がかりにして、1個ずつ丁寧に折り目を付ける。地道な作業がゴールへの近道。ちなみにパーツ同士を貼り合わせる「糊シロ」があるので組み立て時に迷うことはなさそうだ。ただし、やや幅が狭く接着力の強い糊が必要になるかもしれない。貼り間違いにはくれぐれもご用心。仕上がり寸法は、H480×W343×D391ミリとかなり大きい。ちなみにかぶる(!)ことも可能とのこと。

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