「機密解禁文書にみる日米同盟」末浪靖司著

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 著者は2005年から秘密指定を解除されたアメリカ政府文書を調査した。

 すると、日本の憲法や法令に規制されずに米軍を自由に行動させる日米合同委員会という秘密機関の内情が見えてきた。外務省北米局長、在日米軍参謀長らが秘密協議で、安保や地位協定の内容を決めてきたのだ。1959年の砂川裁判では、最高裁は、駐留米軍は憲法が保持しないと決めた戦力ではなく、日本政府は米軍に対する指揮権、管理権をもたないので米軍駐留は憲法違反ではないという判決を下した。この判決は米国大使との密約によるものだった。

 米軍が傍若無人にふるまうのはなぜかが腑に落ちるノンフィクション。(高文研 2000円+税)



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